前回のレビュー記事で紹介したベッドキットには、メーカー純正の取付説明書が付属しています。
図や簡単な説明もあり、決して作業ができないというわけではありません。
ただ、実際に取り付け作業を進めてみると、
「このパーツはどう使うんだろう?」
「この工程、今合っている?」
と、説明書を見ながらでも一度は手が止まる場面がありました。
特に、DIYや車いじりに慣れていない方にとっては、
説明書の順番や表現がやや分かりにくく感じるかもしれません。
そこでこの記事では、取付説明書をベースにしつつ、
を、写真付きで補足解説していきます。
あくまでこの記事は、説明書を見ながら読むことを前提とした補足ガイドです。
説明書を丸ごと書き直したり、否定したりするのではなく、
「ここで迷いやすい」「ここはこう考えると分かりやすい」
といった実体験ベースの情報を中心にまとめています。
これからハイゼットカーゴにベッドキットを取り付ける方が、
この記事を見ながら作業すれば、迷わず進められる
そんな実践的な解説記事を目指しました。
今回作業するベッドキットの紹介記事はこちら
【辛口レビュー】安いハイゼットカーゴ用ベッドキットを購入して試してみた
必要な道具
ベッドキットの取り付け作業で、実際に使用した工具を紹介します。
事前に準備しておくことで、作業中に手が止まるのを防げます。
必須の工具
ソケットレンチ(12mm)
荷室にある純正ボルトを外す工程があり、
その際に12mmのソケットレンチが必要でした。
この作業は工具がないと進められないため、
12mmが使えるソケットレンチは必須です。
あると安心な工具
T字レンチ(12mm)
私の車両では、純正ボルトがかなり固く締まっており、
ソケットレンチだけでは外せない場面がありました。
力をかけやすいT字レンチがあると、
ボルトが固い場合でもスムーズに作業できます。
人によっては必須ではありませんが、
不安な方はそこまで高価なものではないので、用意しておくと安心です。
作業前に確認しておくこと
内容物がすべて揃っているか確認する
- ベッドマットLサイズ×4
- ベッドマットSサイズ×2
- フレーム部材×10
- ボルト・ナット類
- 取付説明書(PDF版が欲しい方はこちら)
取り付け全体の流れ(作業前に全体像を把握)
- 各フレームの位置を確認する
- ベースフレームに付属パーツを取り付ける
- 荷室側のフレームを組む
- 後席側のフレームを組む
- 車体とフレームを固定する
- ベッドマットを設置する
※作業時間の目安:1〜2時間
STEP① 各フレームの位置を確認する
STEP①では、各フレームがどの位置に使われるパーツなのかをHIJETベッドキット構成部品を見ながら確認します。


どのフレームがどの位置のパーツなのかわかりやすくするため、
画像ではフレームを組んだ状態にして、フレームごとに色分けしています。
各フレームを、これから組み付ける位置にあらかじめ置いておくことで、
- パーツがすべて揃っているか確認できる
- 説明書と実物の認識が一致する
- その後の組み立て作業がスムーズになる
といったメリットがあります。
この段階では、ボルトで固定したり、フレーム同士を組み付ける必要はありません。
まずは「どのフレームがどこに来るのか」を把握することを目的に進めましょう。
STEP② ベースフレーム中部を組む準備をする
このステップでは、フレームを本格的に組み始める前の下準備を行います。
説明書の内容に沿って、ベースフレームに付属パーツを取り付けていきましょう。
ここではまだ、
- 車体への固定
- フレーム全体の組み立て
は行いません。
あくまで後の組み立てをスムーズにするための準備段階です。
ベースフレーム中部に付属パーツを取り付ける

まずは、ベースフレーム中部のパーツを用意します。
説明書に記載されている通り、
- ハンドル付きM6ボルト
- M12ロット型ボルト
を、指定されている位置に取り付けていきます。
この時点では、すべて仮締めでOKです。
※M12ロット型ボルトの長さは、最終的なベッドキットの高さに関係します。
この時点で高さを決められると作業はスムーズになりますが、後から調節もできますので、仮でも大丈夫です。
ベースフレームに土台を取り付ける

ベースフレーム脚部に取り付けたM12ロット型ボルトの先端に、土台を取り付けます。
ここでの土台とは、フレーム固定土台というパーツです。
その他、土台の取り付けには、
- M8六角キャップボルト×2
- ダイヤル型ナット×2
を使用します。
取付説明書とHIJETベッドキット構成部品でなぜか名称が少し違いますので、注意してください。
土台が取り付けられたら、車体にはまだ固定しません。
フレームを一通り組み終わってからの固定になります。
また、S321V/S331V、S700V/S710Vによって土台を固定するときの角度が異なりますのでここで確認しておいてください。
STEP③ 荷室側のフレームを組む
STEP②でベースフレームへの下準備が終わったら、
いよいよ荷室側のフレームを組んでいきます。
この工程では、
- ベースフレームを中心に
- 荷室側のフレーム部材を組み合わせていく
という作業になります。
まだこの段階では、車体への固定も行いません。
ベースフレーム後部に付属パーツを取り付ける(左右の向きに注意)
取付説明書通りにベースフレーム後部 運転席側・助手席側にM12アジャストボルトを取り付けます。
M12アジャストボルトはSTEP②での作業と同様に、最終的なベッドキットの高さに関係します。
この時点で高さを決められると作業はスムーズになりますが、後から調節もできますので、仮でも大丈夫です。
荷室側のフレームを組んでいく

ここでは、実際にフレームを組みます!
この工程に関しては、取付説明書通りで問題なく取り付けることができると思いますので、詳細はあえて書きません。
ただ、注意点として、ハンドル付きM6ボルトは最後まで締まりきらないことがありますが、緩まない位置まで締められれば固定はできていますので、これ以上回らないかよく確認してください。
STEP④ 後席側のフレームを組む
ベースフレーム前部に付属パーツを取り付ける
取付説明書通りにベースフレーム前部にハンドル付きM6ボルトと脚部にM12アジャストボルトを取り付けます。
M12アジャストボルトはSTEP②、③での作業と同様に、最終的なベッドキットの高さに関係します。
この時点で高さを決められると作業はスムーズになりますが、後から調節もできますので、仮でも大丈夫です。
後席側のフレームを組んでいく

ベースフレーム前部の準備ができたら、フロント接続用縦バーを取付説明書通りに取り付けます。
その後、手順に沿ってフロント接続用外側縦バーの取り付けまで行なってください。
画像のように、後席は完全に収納しなくても、倒すだけでフレームを組むことはできます。
※個人的な推奨はベッド下を広く使えるように完全に収納する方です。
フレーム全体の高さを調節する
フレーム全体が組み上がりました。
この後は全体の高さや、水平のバランスをとるために各ベースフレーム脚部に取り付けたパーツの高さを調節し、本締めしてください。
フレームを車体と固定する
フレームの組み立て最後の作業は、車体との固定です。
取付説明書通りに作業をすれば良いのですが、ここで注意点があります。
土台の固定は、外した純正ボルトで取り付けるよう書かれていますが、実際は長さが足りず、固定できません。そのため、M8フランジボルトが2本内容物として入っていますので、そちらを使用してください。
また、荷室にはマットが敷いてあるので、カッターなどで切る必要があります。実際の作業の様子を参考にしてください。
実際の作業の様子

ボルトにかかっているマットをカッターで切ります。

12mmのボルトなので、ソケットレンチかT字レンチで外します。

取付説明書通りに固定しますが、純正ボルトではなく、付属のM8フランジボルトで固定します。
ここまで終われば、フレームは完成です!
STEP⑤ ベッドマットを設置する
最後はベッドマットを取り付けたら完成です!
マットに留め用金具を取り付ける

後席側のベッドマットには跳ね上げ防止の金具を取り付ける必要がありますが、ここでは、取付説明書につまずきやすいポイントは特にないかと思いますので、後席側のマットの取り付けまでしてしまいましょう!
荷室側はマジックテープになっていますので、置くだけでOKです!




ベッドマットを全て設置できたら完成!!
取り付け後のチェックポイント
ベッドキットの取付作業お疲れ様でした!!
取り付け後はベッドキットに以下のポイントで気になるところがないかチェックしてください。
注意点
ハンドル付きM6ボルトは、最後まで締まり切らない場合もありますが、緩まない位置まで確実に入っていればOKです。
無理に回すとネジ山を傷める可能性があるため、慎重に進めましょう。
あとは実際に寝てみるのみ!快適に過ごせるようなアイテムを足していって自分だけの空間を作っていきましょう!
まとめ
ハイゼットカーゴ用ベッドキットの取り付けは、
説明書どおりに進めれば作業自体は決して難しくありません。
ただし実際に作業してみると、
- このパーツの使い方は合っているのか
- 今の工程は飛ばしていないか
- どこまで締めればいいのか
といった細かい不安が出てくるのも事実です。
この記事では、メーカー純正の取付説明書をベースにしながら、
を中心に補足解説してきました。
説明書を手元に置きつつ、
「ここはちょっと不安だな」と感じたタイミングで
この記事を確認してもらえれば、スムーズに作業を進められるはずです。
無事に取り付けが終わったら、
あとは実際に寝てみたり、荷物を載せてみたりして、
自分なりに使いやすい車中泊仕様に仕上げていきましょう。
今回取り付けたベッドキットの使用感や気になる点については、
別記事で正直レビューも書いていますので、あわせて参考にしてみてください。




